Head Cleaner (最適化&高速化)
初出日: 2009年3月5日 | 最終更新日: 2011年3月9日投稿者: をかもと |

概要
WordPress サイトの <head>
の中身と、フッタ領域を整形しなおします。
注意:PHP 5 以降のみ対応です。
- IE6 以外の時は先頭に xml 宣言を付与。
- 重複タグや、不要なタグ、コメント、空白を削除。
- <meta name="description" /> タグが複数ある場合、一つにまとめる。
- <meta name="keyword" /> タグが複数ある場合、一つにまとめる。
- 話題の <link rel="canonical" /> タグを追加。
- IE コンディショナルタグを判定して、ブラウザが IE の時だけ対象タグを表示。
- CSS, JavaScript は、ブラウザが対応していれば gzip 圧縮転送。
- 複数ある CSS を media 属性ごとに結合して一ファイルにまとめる。
もちろん、そのファイルには インライン CSS も含まれる。 - CSS を圧縮する。
- CSS に含まれる画像の URL を、データスキーマ URI に変換する。
- 複数ある JavaScript をすべて結合して一ファイルにまとめる。
もちろん、そのファイルには インライン JavaScript も含まれる。 - JSMin で、JavaScript のソースコードを圧縮する。
- JavaScript をフッタ領域に移動することもできる。
- フッタ領域の JavaScript も同様に結合して一ファイルにまとめる。
- Prototype.js, script.aculo.us, jQuery, mootools が複数読み込まれている場合、1回だけ読み込むようにする。
- Prototype.js, script.aculo.us, jQuery, mootools の読み込み順を修正して、できるだけコンフリクトが発生しないようにする。
- CSS @import を展開して結合する。 (Ver.1.1.0 以降)
- 管理画面より JavaScript を個別指定して、フッタに移動する。 (Ver.1.1.0 以降)
ダウンロード
head-cleaner.1.4.1.3.zip Ver.1.4.1.3
または
WordPress > Head Cleaner « WordPress Plugins
インストール
- /wp-content/plugins/ ディレクトリに head-cleaner ディレクトリを作成し、その中にプラグインファイルを格納してください。
一般的には .zip から展開された head-cleaner フォルダをそのままアップロードすれば OK です。
- /wp-content/ ディレクトリ以下に cache/head-cleaner というディレクトリを作成し、さらにその中に js, css という2つのディレクトリを作成して、書き込み権限を与えてください。
- WordPress の “プラグイン” メニューから “Head Cleaner” を有効化してください。
Head Cleaner のオプション設定は “設定 > Head Cleaner” で行えます。
使い方
プラグイン同梱の readme_ja.txt を、お読みください。
更新履歴
2010/12/06 | 1.4.0 | CSS に含まれる画像の URL を、データスキーマ URI に変換機能を追加しました。 |
2010/02/16 | 1.3.6 | 細かな不具合の修正 |
2010/02/10 | 1.3.5 | wpSEO プラグインとの競合を解消 |
2010/02/09 | 1.3.4 | All in One SEO Pack との競合を解消 |
2010/01/27 | 1.3.3 | 管理画面に JavaScript を削除できるオプションを追加 |
2010/01/25 | 1.3.2 | インラインCSS内の@importを、<link rel="stylesheet">タグに変換 |
2009/09/08 | 1.3.1 | 細かな不具合の修正 |
2009/08/27 | 1.3.0 | Google AJAX Libraries 対応 |
2009/07/14 | 1.2.0 | オプションページでの設定項目を追加 |
2009/04/27 | 1.1.6 | キャッシュディレクトリ指定を define() に変更 |
2009/03/30 | 1.1.5 | php_browscap.ini を同梱 |
2009/03/19 | 1.1.3 | アクティブフィルタに表示するフィルタを調整 |
2009/03/17 | 1.1.2 | 細かな不具合の修正 |
2009/03/10 | 1.1.1 | JavaScript, filter の解析結果に有効期限を設定 |
2009/03/09 |
1.1.0 |
CSS @import を展開して結合 JavaScript を個別指定して、フッタに移動 |
2009/03/07 | 1.0.3 | IE コンディショナルタグ判定の不具合を修正 |
2009/03/07 |
1.0.2 |
「WordPress.com Stats」「Ultimate Google Analytics」との競合回避 |
2009/03/06 | 1.0.1 | script.aculo.us のロード順修正 |
2009/03/05 | 1.0.0 | JSeries リリース |
作者のエントリ
WordPress > Head Cleaner@WordPress Plugins
Cleaning tags from your WordPress header and footer.
Head Cleaner (仮) で、なぜ速くなるのか?@dogmap.jp
WordPress Plugin には、WP-Cacheや、WordPress Super Cache と言った高速化を実現するためのプラグインが多数あります。
これらのプラグインは、本来は動的に生成している WordPress のコンテンツをサーバ上にキャッシュしておいて、サーバ負荷を減らし、クライアントからのリクエストに対して、素早く返答しようというモノです。
つまりは、サーバ側の処理(バックエンド)の高速化。Head Cleaner (仮) は、これらのプラグインとは違い、クライアント側の処理(フロントエンド)を高速化しようと言うのが狙いです。
多分、今まで無かったタイプの高速化プラグインでは無いでしょうか?
Head Cleaner (仮) - ここまでのまとめ@dogmap.jp
さて、先日から「Head Cleaner (仮)」を、夜半になると Twitter 上で公開しては修正、機能アップを繰り返してきたのですが、盛り込みたかった機能もかなり盛り込めたので、これより熟成期間に入ります。
で、熟成期間に入る前に今までの経緯をまとめておきます。
Head Cleaner (仮)@dogmap.jp
WordPress にプラグインをガンガンと突っ込んでいくと
部に、JavaScript やら CSS やらが、ドンドン追加されて、カオスなことになってしまいます。
そんな状態の自サイトを「YSlow for Firebug」で診断してみると、とても低いスコアになったりしてガックリ来るわけです。
プラグインを外したりしたくなかったりするので、チマチマと修正したりして使っていたんですが、プラグインのバージョンアップのたびに修正するのも面倒です。そんな折、「WordPress Head Cleaner」というプラグインを見かけました。
部を自動でキレイにしてくれるのか?と期待してダウンロードしてみたんですが、ソースを見てガッカリ。
これは、ひょっとして
ついカッとなって、こんなプラグインを作ってしまいました。